核融合炉工学の再構築と体系化について | ![]() |
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1. | 将来のエネルギー危機に備えるため研究開発のテンポを早め核融合エネルギーの早期実用化を企ることが要請されている。このためには実験炉に続く原型炉のための研究開発のあり方を検討することが必要である。 |
2. | そこで第17期日本学術会議核科学総合研究連絡委員会核融合専門委員会では、核融合炉早期実現のための工学分野のあり方について、検討を行ってきた。 |
1. | 原型炉のための研究開発を効率的に進展させるためには、従来の核融合炉工学に見られる分野集合的な側面から脱却し、包括的な核融合工学の体系化が企られるべきであるとされた。 |
2. | 新しく構築されるべき学理的基盤は、核融合システムにおける複雑現象の予測を長期にわたって可能としなければならない。 |
1. | 「核融合総合工学」を推進するには、重要課題をそのような観点から取りあげ包括的に解決して見せることが必要である。核融合炉の技術目標及び現在までの達成度を分析すると、1)構造材料とブランケットシステム、2)保全工学とシステム統合工学、の二つが重要課題である。 | ||||||
2. | 従って、これらの課題を中心とした「核融合総合工学」を構築するためには、以下の具体策が重要である。
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核融合総合工学,核融合炉工学,国際熱核融合実験炉(ITER),エネルギー危機,核融合炉システム, ブランケットシステム,保全工学,システム統合工学,強力中性子源,核融合 関連研究機関・学協会 核融合科学研究所、日本原子力研究所 |
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