ソフトウェア開発の戦略研究
委員会名  情報工学研究連絡委員会
報告年月日  平成9年6月20日
議決された会議  第883回運営審議会
番号 連絡16−49

作成の背景 

 我が国の科学技術、特に情報工学分野の全般的な振興策について、諸外国と比較しつつ議論を行ってきた。
とりわけ、計算機科学とソフトウェア技術の推進方策については、詳細に検討を行ってきた。
ソフトウェア技術は、単なるプログラミング技術に留まらず、ハードウェア、システム構成、情報処理のあらゆる情報工学の基盤をなすものである。
 従って本報告は、ソフトウェア開発を中心課題に据えて、長期的及び中・短期的方策、人材育成と産業振興、基礎研究と応用研究など、総合的に多様な視点から、将来における我が国の情報工学全般の振興策を取りまとめたものである。

現状及び問題点

 現状および問題点を以下の観点から論じた。
(1) 独創的研究者の育成
  @文化論的考察、 A教育制度と施策・実践について
(2) 情報工学専門教育カリキュラムの観点
  @大学の情報系専門学科の役割、A産学における教育と研究、
  Bソフトウェア開発の戦略研究のための情報工学専門教育
(3) 産学の役割分担と産学協同
  @人材養成の役割分担、 A研究開発における役割分担
(4) 次世代情報技術のパラダイム
  @コンピュータ技術と情報技術の動向と展望、
  Aマルチメディア・マルチモーダル人間機械インタラクションシステム
  B知的なインタフェースシステム開発へのアプローチ
  C統合化の方法論、 D統合化問題の例
(5) 情報工学の戦略研究課題
  @情報工学研究者・技術者と戦略研究、 A情報工学における戦略研究

報告書原文    全文PDFファイル(1,558k)

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創造性を阻害する社会的習慣を端的に示す句、 ドイツ人医学者ベルツの指摘、 工学教育の目標、 創造教育に欠かせない基本的項目、 学問体系における科学/工学と技術の位置づけ、 研究の種々の範疇、 カリキュラム68、 独創性を阻害する要因、 研究開発における産学協同の形態、 大規模集積システム設計教育センター、 情報工学における戦略研究
関連研究機関・学協会
情報処理学会、電子情報通信学会




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