日本学術会議は、わが国の人文・社会科学、自然科学全分野の科学者の意見をまとめ、国内外に対して発信する日本の代表機関です。

代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   第22回国際鉱物学連合会議(IMA2018)
    (英文)   XXII Meeting of the International Mineralogical Association (IMA 2018)

  2. 会 期

    2018年8月13日~16日(5日間)

  3. 会議出席者名

    大藤 弘明

  4. 会議開催地

    メルボルン(オーストラリア)

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    参加国数38カ国、参加者数約600名、日本人参加者41名

  6. 会議内容  

    学会前日の8月12日には、「新鉱物・鉱物命名委員会」の会合が開かれ、前回会議の議事録の確認、およびこの2年間の活動の総括が行われ、IMAが管理する鉱物リスト(IMA list of minerals)の現状報告がなされた。また、「ナノサイズの鉱物」や「燃焼により生じた鉱物」など、クラシカルな鉱物の定義を超えるケースの取り扱いや対応について議論が行われた。また、同委員会の次期委員長に国立科学博物館の宮脇律郎氏が選任された。さらに、これまで宮脇氏が務めてきた日本代表委員の後任として同博物館の門馬網一氏が就任することも決定され、今後、同委員会において日本が先導的役割を果たすことが期待される。

    会期中の13日から17日までの5日間では、41のセッションに分かれて学術発表が行われた。日本からの参加者によって、口頭発表26件、ポスター発表16件が報告された。また、スイス・チューリッヒ工科大(ETH)の村上元彦氏による基調講演1件も行われた。

    13日には第1回Business Meeting、15日には第2回Business Meeting(総会)が行われ、新執行部体制と新規追加理事メンバー5名の就任が承認され、次回会議(2022年、フランス・リヨン)へ向けた運営の新体制が整った。さらに、学術雑誌「Elements」や「国際鉱物百科事典」、「Facebook」などを利用・活用したアウトリーチの現状と展望についての報告があった。また、「科学論文と倫理に関する新規委員会の設立」や「IMA電子アーカイブ化(設立以降のすべての会議議事録および学術講演要旨を網羅)の現状と展望」について紹介があり、議論がなされた。



会議の模様

15日に行われた総会における新執行部体制(次期会長、第一副会長、第二副会長、秘書、広報担当幹事)と追加の理事メンバー5名を決める投票では、日本からの参加メンバーが4票の投票権を行使した。結果、2022年にフランスのリヨンで開催予定の次回会議へ向けた運営の新体制が整った。

このほか、分野ごとの委員会として「鉱物物理委員会」と「博物館関係委員会」も開催され、日本人も積極的に参加・貢献した。鉱物物理委員会では、学生や若手研究者層の活性化と育成のため、IMA会議に合わせた形で2~3日のワークショップもしくはショートコース(講師によるレクチャーや最新の分析・実験手法のトレーニングコースなど)を同委員会が中心となって開催する案が提案され、およそのスケジュールや内容について議論が行われた。一方、 博物館委員会では委員メンバーの交代や次期委員長が選出され、4年に一度行われる国際会議「International Conference on Mineralogy and Museum」の次回(2020年)開催地をブルガリア・ソフィアとすることなども議決された。

今回の会議は、(分野の近い他の国際会議と会期が重なっていたこともあり)例年に比べてやや小規模な開催となったが、アットホームな雰囲気の中、多くの学術セッションにおいて活発な議論が行われていたのが印象的であった。中でも日本人参加者は比較的高い比率を占めており、学術セッションや総会、各種委員会においても重要な貢献を果たしていたと総括される。


次回開催予定 2022年7月17~22日、フランス・リヨンで開催予定



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