代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   国際地質科学連合理事会及び事務局会議
    (英文)   International Union of Geological Sciences, Executive Committee and Bureau Meetings

  2. 会 期

    平成30年 1月22日~26日(5日間)

  3. 会議出席者名

    北里 洋、大久保 泰邦

  4. 会議開催地

    ドイツ連邦共和国ポツダム市

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    参加国数 17カ国、参加者数 45名、日本人参加者 2名

  6. 会議内容  
    • 日程及び会議の主な議題

      *22日 事務局会議: 理事会の議題整理、とくに来年度活動方針、予算の見通しに関する議論
      *23-24日 2017年度の事務局活動報告・財務報告、各委員会・タスクグループ・イニシアティブ、IUGSに連携する学協会の活動報告
      *25-26日 2018年度活動方針案及び予算案の策定、国際科学組織、国連機関との連携と協働について議論し、方向性を確認した。

    • 会議における審議内容・成果

      ICSU, ISSCが合同し、ISC になるにあたって、どう関わり、リードするかを議論した。役員を送り込み、積極的にISCの事業に関わることを目指すことにした。

    • 会議において日本が果たした役割

      Geohazard Task Group をリードしている。初年度を無事に立ち上げ、順調に活動していることを印象付けた。

    • その他特筆すべき事項(共同声明や新聞等で報道されたもの等)

      とくになし



会議の模様

1月11日 事務局会議 (議題整理、主要な議事について論点整理を行った)
1月23-26日 IUGS 理事会(23-24日は加盟国代表、委員会委員長なども参加する形での理事会オープンセッションを行った。IUGS の2017年度活動報告を事務局メンバー(会長、事務局長、財務担当理事)から行ったほか、各連携学協会、委員会の活動報告を受けた。

一方、25-26日は理事と事務局メンバーだけの理事会クローズドセッションを行い、2018年度活動事項の確認、2018年度予算案の策定を行った。2018年度の関連行事のうち最大のものは、6月にカナダ・バンクーバーで開催されるRFG (Resources for Future Generations)である。主催はカナダであるが、 IUGSとして主体的にどう関わるかについて議論した。RFG の今後の展開についても議論し、2022年に向けて何かをやるべく準備を進めることにした。また、 IUGSとUGGが連携した国際会議を開催することを模索している。主にIUGG側との交渉に当たっている Kristine Aschが現状報告を行った。大きな大会を行う周期が違っているので、同期させるには工夫が必要であることがわかってきた。北里は、財務担当理事として、各委員会等からの要求に基づく予算原案を示すとともに、全体の予算規模をにらみつつ最終的な予算案に落とし込む作業をリードした。ユネスコからの負担金額、ICSU への分担金額など、一部に確定していない収入と支出項目があるものの、昨年度比2.5% 増の46.8万ドルを総額とする2018年度予算案を決めることができた。

次回開催予定 平成31年2月中旬 コロンビア、ボゴタ市


GFZ Potsdam に建つEinstein Tower 理事会closed meeting における来年度予算に向けた方針説明


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