代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   国際地理学連合 (IGU) 役員会
    (英文)   IGU Executive Committee Meeting

  2. 会 期

    2017年 5月8日~10日まで(3日間)

  3. 会議出席者名

    氷見山幸夫

  4. 会議開催地

    .カナダ国 ケベック市

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    参加国数 8カ国
    参加者数 10名(うち日本人1名)

  6. 会議内容  
    • 日程及び会議の主な議題
      1. 2022年までの国際地理学会議(IGC)、国際地理学会議(RC)、テーマ会議(TC)の確認:ラパスTC (2017)、ブカレストTC (2017)、モスクワTC (2018)、ケベックRC (2018)、イスタンブル IGC (2020)、パリIGC (2022)
      2. コミッション・タスクフォースの活動評価と2016年優秀賞の決定
        優秀賞は地中海地域コミッションに決定、アフリカ研究コミッションの設置を検討
      3. IGU重点プログラム
        ・IYGU(国際地球理解年) 活動の支援の継続を決定
        ・IGU加盟国(地域)のアフリカ・中南米等への拡大推進策を検討
      4. IGUテーマ会議 (TC)承認基準および若手研究者参加支援制度の決定
      5. ICSU等の関連組織やFuture Earth などの国際プログラムへの対応 FIG, ICSU, ISSC, CIPSH, Geo Unions, EUROGEO, EUGEO, UGAL/EGAL, IAG, AAG, RGS/IBG, IAG, ICA, Future Earth
      6. IGU国際地理学会議 (IGC, RC)
        ・2018年ケベック国際地理学会議(RC)組織委員会との打合せ、会場予定施設の視察
        ・2022年のIGU発足100周年記念事業及び国際地理学会議(IGC)発足150周年特別会議について検討
    • 会議における審議内容・成果

      上記に同じ

    • 会議において日本が果たした役割

      筆者は2016年8月からIGUの会長を務めており、この度ケベックで開催された役員会は筆者が召集し、議長を務めた。

    • その他特筆すべき事項(共同声明や新聞等で報道されたもの等)

      この度ケベックの国際会議場で開催された役員会は、筆者を会長とする新体制が2016年8月に発足してから2度目の会議であった。2018年8月に同地で開催される予定のIGU国際地理学会議 (RC) の組織委員会との打合せおよび会場の視察を兼ね、そこで開催した。11人の役員中3人が欠席するという異例の状況ではあったが、筆者が会長就任後直ちに発足させた「IGUテーマ会議」を制度面で整備することができたこと、またIGUの旗艦事業であるIYGU(国際地球理解年, 2016年)の成果の取りまとめと活動の発展的継続に道筋をつけることができたことは大きな成果であった。



会議の模様


添付の写真は2018年IGUケベック国際地理学会議(RC)組織委員会の主要メンバーとIGU役員との記念写真である。筆者は前列左端。

次回の国際地理学連合(IGU)役員会は2018年4月9日~12日に東京-仙台で開催される。IGUは災害・防災に深く関っており、11日午後会議終了後仙台に移動し、翌12日はマイクロバスで終日東日本大震災被災地の視察を行なう。


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