代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   CODATA総会+SciDataCon2016
    (英文)   CODATA General Assembly + SciDataCon2016

  2. 会 期

    平成28年9月11日~平成28年9月17日

  3. 会議出席者名

    小関 敏彦

  4. 会議開催地

    デンバー(アメリカ)

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    参加国数: 22か国、参加者数:約 300名
    日本人参加者:小関敏彦、五條堀孝、岩田修一、ほか多数

  6. 会議内容  

    International Data Week (IDL) 2016が米国デンバーで9月11日から17日まで開催されたが、私はそのうち、ICSU (International Council for Science、国際科学会議) 主催で初日に開催されたCODATA (Committee on Data for Science and Technology) のGeneral Assemblyならびに2日目以降開催されたSciDataConに参加した。11日の開会式ではICSUに米国に次いで出資している日本学術会議から大西会長も出席され、オープンデータについてご挨拶のため登壇された。私は今回から、学術会議より推薦されCODATAの日本delegateとしてGeneral Assemblyに出席したが、CODATAの活動のStrategyについての議論、今後2年間のTask Groupの選定、Executive Committeeメンバーの選定が行われた。各国代表の専門分野は極めて多様で、データに関する議論は分野を越えて共通のものが多く、データのオープン化、そのポリシーや知財、ならびに引用、データベースの構造や活用、データ科学の教育など、が活発に議論された。また2日目以降のSciDataConではそれらの課題について、セッションに別れて、各国からの具体的な発表と質疑がなされた。ビッグデータの活用、それらのオープンアクセスやポリシー、法的な保護や権利など、世界的に急速な議論や検討が進んでおり、その集約がこの会議であるが、日本でこのような大規模な分野横断的な議論の場は少なく、今後データの活用があらゆる分野で重要になる中で、今後日本としても一層、活発な取り組みを進める必要がある。


次回開催予定 2018年

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