代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  (和文)   第2回IHPSTアジア地域大会
               (英文)   Second IHPST Asian Regional Conference, Taipei, Taiwan
  2. 会 期  2014年12月4日~7日(4日間)
  3. 会議出席者名  村上祐子
  4. 会議開催地  台湾・台北・福華
  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)
      参加国数:20カ国、141人(うち日本人4名)
  6. 会議内容  
    • 日程と主な議題
      2014年12月4-7日、台北・公務人力発展中心福華国際文教会で、今大会は「重視科学:re-examining science」をテーマに開催された。「重」には「強調」と「見直し」の両義が込められている。
    • 会議における審議内容・成果
      大会実行委員長であるChen-Yung Linの開会挨拶では、科学教育コミュニティを中心として科学理解の向上を目指すために科学史・科学哲学・科学技術社会論との学際共同を目指す会議であることが明言され、会期を通して学際共同の重要性が謳われた。
    • 会議において日本が果たした役割
      小川正賢(東京理科大学教授)のシンポジウム発表、講演4本、ポスター発表1本


会議の模様

科学教育の観点から、授業報告・カリキュラムなど実践の国際的共有だけではなく、科学史・科学哲学・科学技術社会論との連携を深めるとともに、進化発生論など最新の科学論の知見を科学教育に反映されていこうとする意図が明確である。
今後の課題としては学校教育にとどまらず、市民教育における科学と社会の関わりといった科学コミュニケーションに関わる問題、また科学史の例を教材化していく試みの共有、科学哲学の最新の知見の教育へのブレイクダウンの三点があげられる。
また授業における学生議論に関する教育実践報告では、議論に関する知識と分野知識の双方を学生がもつときに学生の議論が最も効率的になることが異なる教育レベルにおける複数の報告からうかがえた。


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