代表派遣会議出席報告
会議概要
- 名 称 (和文) 規制改革と社会的利害調整の新しいパラダイムに関する国際セミナー2014
(英文) 2014 International Seminar In Search of a New Paradigm of Regulatory Reform & Social Conflict Resolution - 会 期 2014年11月11日(1日間)
- 会議出席者名 岩本康志
- 会議開催地 大韓民国 ソウル特別市
- 参加状況 (参加国数、参加者数、日本人参加者)
6カ国、27人(うち日本人1名) - 会議内容
1日の会議で、主催者、ゲストの英国駐韓大使等の挨拶に続き、基調講演、第1部(招待報告者による3編の報告、予定討論、質疑応答)、第2部、第3部(ともに第1部と同じ構成)の順におこなわれた。
各部の議題は、以下のとおりである。
・ 第1部 規制改革の新手法と政治New Methods and Politics for Regulatory Reforms
・ 第2部 利害対立と規制改革Conflict of Interest and Regulatory Reform
・ 第3部 韓国での規制改革:教訓と挑戦Regulatory Reform in Korea Lessons and Challenges
日本からは、岩本が第2部で、「Regulatory Reform: Conflicts of Interest」と題した、日本の経験から導かれる規制改革の課題についての報告をおこなった。予定討論は、ルワンダのWellars Gasamagera氏であった。
第1部、第2部のうち2編がOECD、2編が英国であり、英国の規制改革を軸にしたOECD諸国の規制改革の取り組みに焦点があてられた。これにイタリアと日本からの報告が加わった。第3部では、韓国からの報告者による韓国の規制改革の報告があった。
会議の模様
OECDの英国の規制改革担当部局の関係者が参加して、規制改革のなかでも注目されている規制影響評価の導入方法とその効果に焦点を当てた会議であった。韓国では英国で導入されている手法を参考に、包括的な規制改革を近々実施する予定であり、それを契機に学界と実務家が情報を共有し、意見交換をおこなう研究会議として開催された。
6か国から参加した27名が報告者・討論者・座長等で登壇した他に50名程度の韓国の行政関係者,学界関係者の聴衆が集まり、1日間で密度の高い議論がおこなわれた。