代表派遣会議出席報告
会議概要
- 名 称 (和文) 第18回 国際科学会議 アジア太平洋地域委員会 定例会合
(及び第31回 国際科学会議 総会 初日のみ出席)
(英文) Eighteenth Meeting of the ICSU Regional Committee for Asia and the Pacific
(31st General Assembly of ICSU 初日のみ出席) - 会 期
2014年8月27日~28日(2日間)
(ICSU総会は2014年8月31日のみ出席) - 会議出席者名
山形 俊男 - 会議開催地
オークランド
(ニュージーランド) - 参加状況
10カ国、15人、日本からは山形俊男のみ - 会議内容
国際科学会議第31回総会の日程に合わせて、その前週の8月27日、28日に第18回アジア太平洋地域委員会の定例会合が開催された。
今回は4月に開催された第17回会合からあまり経過していない。そこで各種事業の経過報告は簡単に済ませ、「Future Earth(未来の地球)」計画に関連してアジア太平洋地域委員会が推進するSIMSEA(Sustainability Initiative in the Marginal Seas of South and East Asia)計画の推進に関する意見交換が中心であった。国際事務局の導入に関して、6月末から7月初旬にフィリピン大学海洋研究所で開催されたSIMSEAコアグループ会合報告もなされた(写真)。
今回は次期委員と委員長の選出も主要議題であり、各国から推薦された委員候補のキャリアや適性について吟味し、次期委員を選定した。委員長については山形からフィリピン代表のクルズ女史を推薦し、全会一致で決定した。
会議の模様
「Future Earth(未来の地球)」関係では先進国のみに拠点が置かれていることにも配慮し、SIMSEA国際事務局はケソン市にあるフィリピン大学に置くことになった。フィリピン代表のクルズ女史が次期委員長に選出されたことで、計画の推進にも弾みがつくものと思われる。SIMSEA計画には国際科学会議の李 総裁はじめ、アジア太平洋(インド洋を含む)諸国の強い期待がある。
今後、パリ本部から受けた二年間の準備資金20万ドルを活用して良い計画を策定し、「Future Earth(未来の地球)」を支えるアジア太平洋地域のGood Practiceとしていきたいものである。
次回開催予定 2015年 4月末
6月末に開催されたSIMSEAコアグループ会合にて
(フィリピン大学 海洋研究所)