代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  (和文)   第17回 国際科学会議 アジア太平洋地域委員会 定例会合
               (英文)    Seventeenth Meeting of the ICSU Regional Committee for Asia and the Pacific
  2. 会 期
      2014年4月24日~25日(2日間)
  3. 会議出席者名
      山形 俊男
  4. 会議開催地
      クアラルンプール (マレーシア)
  5. 参加状況  
      9ヵ国、9名、日本からは山形俊男のみ 
  6. 会議内容  

    本会合は国際科学会議のアジア太平洋地域事務所(ハサン事務局長)が毎年二回定期的に開催し、パリ本部およびアジア太平洋地域の加盟各国(現在24ヵ国と台湾が加盟)の学術活動の連携と地域活動の企画、推進を担うものである(http://www.icsu.org/asia-pacific/about-icsu-roap/about-us)。現在9カ国から委員が選出されている。
    今回はまず3年の任期が切れる4名の委員の再任を承認した。国際科学会議優先領域(生物多様性、災害リスク対応、持続可能エネルギー、数学教育)に対応する地域活動報告に続き、今回の会合の主要議題として「Future Earth」(未来の地球)活動の展開、それに関するアジア太平洋地域委員会の果たすべき役割などが議論された。
    特に、具体的な活動として「Sustainability Initiative in the Marginal Seas of South and East Asia (SIMSEA)」(南および東アジアの縁辺海における持続可能性イニシャチブ)を委員会として積極的に推進するために今後のスケジュールやパリ本部や国連機関などとの連携について活発な議論がなされた。SIMSEAは持続可能性を脅かす様々な問題が集中しているアジアの縁辺海とその沿岸域について学術面から総合的に捉え「Future Earth」に貢献すべく、前回の第16回会合において、山形やフィリピン代表のクルズ女史らにより提案されたものである。



    会議の模様

    SIMSEA計画については準備期間二年間の案をパリ本部に提案することにした。この原案は本年2月27,28日に日本学術会議の後援をうけて、海洋研究開発機構 横浜研究所で開催したSIMSEA準備会合の成果をもとに作成された。


    次回開催予定 2014年8月末


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