代表派遣会議出席報告

会議概要

1 名 称   第32回国際地理学会議ケルン大会
       (The 32nd International Geographical Congress Cologne)

2 会 期 2012年8月26日~30日(5日間)
3 会議出席者名 石川 義孝(IGU分科会委員)
4 会議開催地 ケルン市(ドイツ)
5 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)
        参加国80ヶ国、参加者数3,000名、日本人参加者120名

6 会議内容
・日程及び会議の主な議題:8月26-30日、会議テーマ「Down to earth」
・会議における審議内容・成果: 会議テーマに関する全体セッション、コミッション・セッション、一般セッションでの多数の発表や、基調講演の生中継、Book of Abstractsの刊行、など
・会議において日本が果たした役割:セッションでの発表、および次回の京都国際地理学会議開催国として参加を呼びかける活動
・その他特筆すべき事項(共同声明や新聞等で報道されたもの等)
7 会議の模様
 ケルンでの大会開催は、2004に決定されていたためもあるが、会議が周到な準備を経て開催された点に、感銘を受けた。また、従来は、コンフェレンス・センターでの開催が多かったが、今回は大学を会場としていた。大学での開催は、コンフェレンス・センターとは異なるいろいろな難しさがあると考えられるが、そうした困難を克服し、緻密な会議運営を実現したことは明記に値する。参加者の多さも、今回のケルン大会の重要な特色であった。200人に及ぶ大会ボランティアの多さも目立った。
 来年開催予定の京都国際地理学会議は、京都国際会館を会場として予定しており、会議の運営自体は、大学よりは比較的容易である。しかし、この京都会議は、ケルン大会において各コミッションの主要メンバーが変化した直後に開催されるためもあり、ケルン大会のような、かなり前の時期からの綿密な準備が難しいという面もある。また、コンフェレンス・センターの利用が高い参加登録料につながらないよう、懸命の努力を重ねてきたにもかかわらず、主に現今の円高によって、海外から参加しにくい状況になっている点は否めない。しかし、これは組織委員会の努力で解決できる範囲を超えており、海外からの参加者の理解を得るしかない。これに関連し、国内からの参加者を増やす努力も重ねたい。
次回開催予定 2012年8月4-9日

田邉裕先生IGU+Laureat+D'honneur賞授賞の挨拶

日本ブース

閉会式挨拶1
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