代表派遣会議出席報告
会議概要
1 名 称 国際天文学連合第28回総会(IAU XXVIII General Assembly)
2 会 期 2012年 8月20日~31日(12日間)
3 会議出席者名 吉川 真
4 会議開催地 北京 (中国)
5 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)
約80カ国、約3000人
6 会議内容
・日程及び会議の主な議題
国際天文学連合の総会では、種会議や講演、シンポジウム、ジョイント・ディスカッション、特別セッションが多数開催された。この中で、執筆者(吉川)が中心的に関わったものはIAU Division III Commission 20 "Positions & Mosions of Minor Planets, Comets & Satellites"のビジネスミーティングである。概要は次の通りである。
・日程:2012年8月24日
・主な議題:
・過去3年間の活動のまとめ
・メンバーリストの改訂
・次の3年間の活動計画
・会議における審議内容・成果
今後3年間のコミッション20の新しい組織メンバーを決定し、今後の活動を議論した。今後の活動として提案があったものは、次のIAU総会のときに太陽系小天体についてのシンポジウムを開催すること、および、小惑星の族の命名に関するワーキンググループを設立することである。
・会議において日本が果たした役割
コミッション20のプレジデントとして、議事の進行や取りまとめを行った。
7 会議の模様
会議には約30名の参加者があり、特に今後3年間の活動については活発な議論が行われた。まず、次回のIAU総会のときに開催を希望するシンポジウムについては、観測、探査、理論の進展を考慮しながら、その内容を今後議論していくことになった。次回の総会の1年前くらいまでには、内容を決定することになった。また、小惑星が多数発見されるにつれて小惑星の族の定義に統一的な見解がないと混乱が生じることが予想されるが、この問題に対してはタスクグループを作って議論を進めることになった。
次回開催予定 平成27年8月