代表派遣会議出席報告
会議概要
1 名 称 太陽地球系物理学科学委員会 理事会・CAWSES-II 実務会議
(Bureau meeting of SCOSTEP CAWSES-II business meeting)
2 会 期 2012年 4月22日~23日(2日間)
3 会議出席者名 中村 卓司(国際対応分科会SCOSTEP小委員会委員)
4 会議開催地 オーストリア国 ウィーン市
5 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)
参加国:8か国
参加者:14名
日本人参加者:中村卓司、津田敏隆、柴田一成、塩川和夫
6 会議内容
・日程及び会議の主な議題
平成24年4月22日 SCOSTEP理事会(CAWSES-IIメンバを含む拡大理事会)
平成24年4月23日 CAWSES-IIシンポジウムに関する実務会議
・会議における審議内容・成果
SCOSTEP理事会(拡大理事会)
科学賞、功労賞、若手賞の新設に関する議論を行った。
次期SCOSTEPプログラムの策定方法についての議論を行った。
CAWSES-IIの活動報告を承認した。
2013年名古屋で行うCAWSES-IIシンポジウムの準備状況の報告を行った。
野辺山太陽電波観測所の継続のための支持、Solar-C衛星関連プロジェクトの支持、およびIUGONET(大学間連携事業)の継続のための支持を議論して承認した。
科学賞、功労賞、若手賞の新設に関する議論を行った。
CAWSES-IIシンポジウム実務会議
2013年名古屋で行うCAWSES-IIシンポジウムの予算、共催、財団等申請、プログラム構成等について打ち合わせを行った。
・会議において日本が果たした役割
理事、CAWSES-II co-chair, CAWSESタスクグループリーダーなど14名の会議で4名が日本人であり会議で重要な役割を果たした。
・その他特筆すべき事項)
特にありません。
7 会議の模様
4月22日にはSCOSTEP理事会が、CAWSES-II実務会議と合同で開催された。出席者は、会長、副会長、事務局長、理事、それにCAWSES-IIの2名のリーダー(co-chair)と4名のタスクグループリーダーである。会議は予算や賞関係など、理事会メンバーだけで議論されるものと、CAWSES-IIプログラムに関する議題やその他各種の活動に関する議題など、CAWSES-II関係者を含めた議論をするものに分けられて進行した。
前回議事録、年間レポート、CAWSES-II関係の活動などについての報告のあと、2011年の暫定決算(最終は5月)、2012年予算について議論された。また、SCOSTEPで新設する科学賞、功労賞、若手賞について、その頻度や審査方法などを議論した。また、新規加盟国や勧誘状況の報告があった。その他、Capacity Building報告、アウトリーチ報告、UN COPUOSとの連携取り組み報告などがあった。
2014年以降に始まる次期SCOSTEPプログラムについて、その策定の方法を議論した。また、CAWSES-IIのco-chairとTG(タスクグループ)代表からの報告があった。11月インドで開催予定のISWI/CAWSES会議について状況の報告があった。
名古屋で2013年に行うCAWSES-IIシンポジウムの準備状況やプログラム構成案などの報告があった。準備状況は順調でよく進んでいるとの好印象であった。
我が国のプロジェクトに関連しては、野辺山太陽電波観測所の継続の支持、Solar-C衛星関連衛星・地上観測大型プロジェクトの支持、大学間連携事業IUGONETの継続の支持を承認した。また赤道大気レーダー10周年行事の報告があった。
以上の議事を受けて、翌23日はCAWSES-IIシンポジウム関係者でシンポジウムの予算、共催、財団等申請、プログラム構成などを議論した。
今回の会議は参加14名のうち4名が日本からの参加であり、太陽地球系科学における日本の貢献が強く感じられる会合であった。
次回の開催について、事務局が近いトロントで行うことが確認された。
次回開催予定 25年度(未定)