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代表派遣会議出席報告
1 会議概要
1)名 称 (和文) 第31回国際地理学会議2008年チュニス大会
      (英文) International Geographical Congress (IGC) 2008 Tunis
2)会 期 平成20年8月12日?8月15日(メインコングレス)
3)会議出席者名 岡部篤行、田邉裕、氷見山幸夫
4)会議開催地 チュニジア国チュニス市、ほか
5)参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)  参加国数75カ国、参加者数約1240名、日本人参加者約50名
6)会議内容
・日程及び会議の主な議題
①メインコングレス
  8月12日(火)?15日(金)
  ・開会式、招待講演(テーマ:地域問題、土地利用変化、温暖化など)
  ・特別セッション:IYPE(国際惑星地球年)セッション(テーマ:土地資源、温暖化、巨大都市など)など8つの特別セッションが組織され、数十のサブセッションが開かれた。
  ・コミッション・タスクフォースセッション:大小20の部屋およびホールで、ペーパーセッション、ポスターセッション、コミッション会議などが行われた。 中央にいるのが後藤君でその右隣がIGU会長代行のパラシオ・プリエト教授
  ・IGU総会:収支決算報告、活動報告、活動計画の審議、2016年IGC開催地の選定、役員選挙などが行われた。
②地理オリンピック メインコングレスに先立ち行われた国際地理オリンピックにおいて、日本代表の後藤圭佑君(筑波大学附属駒場高校3年)が最優秀の成績で金メダルを獲得した(写真参照、中央にいるのが後藤君でその右隣がIGU会長代行のパラシオ・プリエト教授)。 日本学術会議IGU分科会は国際地理オリンピック日本委員会を組織して日本からの参加を支援した。
・提出論文(日本人、日本人以外)
 (日本人)    約50論文
 (日本人以外) 約850論文
・学術的内容に関する事項(当該分野の学術の動向、今後の重要課題等)
 大会の性格上、地理学の課題を広範に扱っていたが、IYPE関連のセッションをはじめ地球的課題を扱った発表が多かった。またツーリズムに関する発表が多かったことも本大会の特徴である。 参加費がかなり高かったこともあり、会議参加者数は通常の大会と比べ例外的に少なかったが、発表の質は概して高く、議論も活発に行われていた。 若手や開発途上国からの参加者をもっと増やすことが今後の重要な課題である。

2.会議の模様
 次回の会議:平成 22 年7月12日から7月16日まで5日間、イスラエルのテルアビブ市でIGU地域会議が開かれる。主なテーマは、Bridging Diversity in a Globalizing World。


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