日本学術会議 トップページ > 代表派遣 > 代表派遣結果等
 
代表派遣会議出席報告
1 会議概要
1)名 称(和文)第8回 IAC (InterAcademy Council) 理事会
      (英文)EIGHTH ANNUAL MEETING OF THE IAC BOARD
2)会 期 2008年1月28日?30日
3)会議出席者名 金澤一郎会長、唐木英明第2部部長(兼国際委員会副委員長) 綱木雅敏次長他  
4)会議開催地 オランダ王立芸術科学アカデミー(在アムステルダム、オランダ)
(英文名称:Royal Netherlands Academy of Arts and Sciences (KNAW))   
5)参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)IAC理事会メンバー(共同議長2名、理事15カ国、Ex Officio + Observers 4カ国、他 計31名) なお、1月30日にはIAP(InterAcademy Panel) との合同会議が行われ、参加者は50名ほどであった。
            
6)会議内容
・日程及び会議の主な議題
  
1月28日(月) ANNUAL MEETING OF THE IAC BOARD
・Welcome by Frits van Oostrom, KNAW President
・Welcoming remarks ? IAC Co-Chairs
・Introduction of Board Members and Guests
・Report and Discussion ? G8+5 Academies Statements to 2008 G8+5 Meeting in Japan
・Reception and Dinner
1月29日(火) ANNUAL MEETING OF THE IAC BOARD
・Convening of IAC Board Business Meeting
・Adaptation of the Agenda
・Annual Report of the IAC Executive Director
・Approval of the Minutes
・Report from ICSU
・Report from IAP
・Report from IAMP
・Report from CAETS
・IAC Relations with Partner Organizations
・Luncheon Breakout Sessions
? Group A: Opportunities for Cooperation among Partner Organizations
? Group B: Support and Administration for IAC, IAP, IAMP
・Afternoon Breakout Sessions
? Group I: Election of New IAC Board for 2009
? Group II: Selection of IAC Co-Chairs in January 2009
? Group III: Creation of new IAC Alumni Advisory Committee
・Surveillance of infectious diseases ? proposed new IAC-IAP study
・Financial report of the Executive Director and Finance Committee
1月30日(水) JOINT SESSION WITH IAP EXECUTIVE COMMITTEE
・IAC-IAP Cooperation
・Transitions to Sustainable Energy Systems ? follow-up to IAC report
・Women for Science ? follow-up to IAC report
・Global water issues ? potential new IAC study
・Strengthening the role of African universities in science, technology, and innovation ? proposed new IAC study                     
・会議における審議内容・成果
 2008年度 IAC理事会は、前回同様の報告並びにレビュー・審議等を1月28日及び29日の二日間で終え、3日目にはIAP執行委員と合同でのIAP-IAC合同セッションとなった。
 初日(1月28日)には、理事会ホストであるオランダアカデミー会長、IAC共同議長からの歓迎の挨拶、各アカデミー等からの出席者の自己紹介が行われた。金澤一郎会長からは、G8+5国の学術会議から、各国政府に対して発出予定のアカデミー共同声明の準備状況の説明が行われた。The 8th annual meeting for the IAC Board
 二日目(1月29日)には、各関連学術団体等からの報告、2007年度年次報告、2008年度予算案報告、第8回IAC理事会のアジェンダについてのレビューが行われ、全て承認された。IACの関連組織との協力体制、IAC、IAP、IAMPの事務局機能の統合に関する論議が行われた。2009年度の理事メンバーの選出、2009年1月からの共同議長の選出、IAC諮問委員会の立ち上げ等について話し合われた。具体的な決定はIAC関連法規等に記載の内容に沿って行われる。IACプログラム案としての「感染症についての監視体制強化(Surveillance of infectious diseases)」についての報告及びレビューが行われ、次ステップへ進むことが承認された。
 三日目(1月30日)には、IAP-IACの合同セッションとしての会議が行われた。合同セッションに至る経緯、目的等と具体的内容について説明され、IAPとIACとの協力体制に関る覚書であるMOUが承認された。IAP、IAMPに関わるプログラム「Transitions to Sustainable Energy Systems」の説明が行われ、今後のワークショップの開催が決定された。「Women for Science」のプログラムについてのレポートが説明され、ワークショップ等の開催の可否はIAPの担当委員会にゆだねられた。「Global water issue」のプログラムについてのレポートが説明され、次回のIAP執行委員会までに素案を示すことが要求された。「Strengthening the role of African universities in science, technology, and innovation」につき、担当者からの説明が行われ、プロジェクトを進めることが示された。
 1月28日及び29日のIAC理事会参加者は、金澤一郎会長(IAC理事)の他、唐木英明第2部部長(G8学術会議分科会委員長)及び綱木雅敏次長他。
 1月30日のIAC-IAP合同セッション参加者は、金澤一郎会長の他、唐木英明第2部部長(G8学術会議分科会委員長)及び武市正人第3部会会員(国際対応戦略立案分科会委員長)、綱木雅敏事務局次長他。
IAC理事会及びIAP-IAC合同セッション」での報告並びにレビュー・審議等の概要は以下のとおり:  
[1] IAC理事会 (1月28日、29日)
(1) G8サミットに向けての科学アカデミー声明の準備状況について、金澤会長よりプレゼンテーションがあった。 共同声明のテーマとしては、① Transition to Low Carbon Society with Adaptation、② Global Health の二つを予定しており、盛り込み予定のトピックスも含み、席上に配布した資料に沿った説明が行われた。各国アカデミー等とは活発な議論が交わされた。論議概要を以下に示す:
? テーマはすばらしいが、内容が広範囲にわたるため、具体的なトピックスに絞ることが必要(Royal Society会長Martin Rees)。
? Transition to Low Carbon Society with Adaptationについて:
- 炭素回収(Carbon Capture) の研究開発をトピックにするのがよい(M. Rees)。
- IACエネルギーレポートに言及するのがよい(AAS会長 Mohamed Hassan、中国アカデミー会長 Lu会長)。
- 「エネルギー」を前面に出していないため、IACレポートの引用には工夫が必要(IAP共同議長Howard - Alper)。
- Adaptation(適応策)も重要なトピックである。英国では政府も関心を示している。エネルギー関連のトピックスをAdaptationと連動させて声明に盛り込むのがよい(Royal Society 国際担当部長Bernie Jones, M. Rees)。
- Adaptation, Mitigation(緩和策), Carbon Storage(炭素回収)への言及及び低炭素社会が必要である理由の説明も必要(中国アカデミー Lu国際部長)。
- 温暖化に関連してAdaptationを盛り込むだけでなく、その必要性の理由及び対応を国民に明確に説明する必要があると思う。Carbon Captureも大切であるが、原子力発電、ソーラーエネルギー等も重要(米国National Academy of Sciences 会長Ralph Cicerone)。
- 経済成長、気候変動、共同支援体制、持続可能性、貧困対策等も考慮すべき(Lu会長)。
- G8サミット本体のテーマから離れてしまうので、低炭素社会というより気候変動をテーマにする方が効果的かもしれない(米国National Academy of Sciences事務局長John Boright)。
- 今後40年の対応が必要であるが、短期のプログラムを至急開始することが必要である(M. Rees)。
- 気候変動に関して、カナダではAdaptationを重視している(H. Alper)。
? Global Healthについて:
- 気候変動に関する内容を盛り込むのであればIPCCにReviewを依頼するのがよいのではないか(M. Rees)。
- IAMPとの意見交換が有意義となる(M. Hassan)。
- 具体的イノベーションプロセスを盛り込むとよい(Lu国際部長)。
- サミットでキーとなる点を確認することが重要(H. Alper)。
- アフリカのみならず、アジアやその他の国も含めるべき。その際、生活水準の向上、エコ社会等、目的をはっきりさせる必要がある(Lu会長)。
- G8サミット本体のテーマと離れてしまうが、来年のイタリアでのG8サミットで「グローバルヘルス」のテーマを取り上げるべきである旨を声明に含めることで、前向きな対応となるのではないか(J. Boright)。
? その他:
- G8サミットの本体と連動する内容の共同声明にすると、提言が効果的になる(H. Alper, Lu国際部長、Lu会長)。
- 政治的主要問題を取り上げた声明にするとインパクトが大きくなる(E. Krieger)。
- 政策立案サイドの興味に近いテーマを取り上げると、将来のプログラム等に結びつき易い(Lu会長)。
- Development (開発問題)についての声明は、金澤会長との話し合いにより、ドイツG8アカデミー会合の際と同様、追加的共同声明として別立てにする予定。アフリカのみならず、中・南米、アジアについての内容を含み、グローバルな形の声明にする予定(M. Hassan)。
- 開発問題は、アフリカに加え、アジアやラテンアメリカも関与するのでTWASの関与も重要(J. Boright)。
(2) 第8回IAC理事会アジェンダ及び2007年度年次報告書が承認された(1月29日)。
(3) パートナー組織からの報告書についてのレビューが行われた(1月29日)。
パートナー組織からのレポート概要は以下のとおり:
? ICSU (International Council for Science):
- 2007年は多くの収穫があった。Global Scienceに関り若い科学者によるカンファレンスが行われたことを含め、Strategic planの実行等が行われた。
- 新規プログラムとして、Environment, Hazard and Diseases, International Science Panel on Renewable Energy, Follow-up to Millennium Development Goal を予定。
? IAP (InterAcademy Panel on International Issues):
- IAPとIACとのJoint-office設立案が持ち上がっていることを説明。 (別途論議された)。
- 新プログラムとしてWomen for ScienceとGlobal Changes (Water for sustainable Development) に関するIAP/IAC共同ワークショップの提案があることを説明。
? IAMP (InterAcademy Medical Panel):
- Health関連問題の取り扱いを目的に発足。
- 資金はIACレポート作成機能を担うことより、IAPから支払われている。
- 今後、子供や家庭という領域にも活動の可能性があると考えている。
? CAETS (International Council of Academies of Engineering and Technological Sciences):
- 各国のEngineering Academyがメンバーとなっている。
- プログラムには、水問題、エネルギー問題、津波警報等がある。
- 2007年には、Environmental Sustainable Growth, Water, 運河等をプログラムとして推進させた。
- エンジニア数不足、低い女性参加率、若いエンジニアの育成等がさしあたっての問題。
(4) IAC-IAP間のサポート及び事務局機能に関するレビュー及び承認の概要は以下のとおり。
? IAC、IAP、IAMP間のサポート及び事務局機能に関する会議にて、重要問題は事務局機能の置き方であり、新しい協同組織 ”InterAcademy Group” (暫定仮称候補の一つ) としてトリエステにCEO(IAC/IAP共通)を置き、その傘下に共通の事務局を置く (トリエステもしくはアムステルダム) というアイデアが示された。科学技術システムの改善、レビュープロセスの取り込みを目標とした事務局統合を視野に入れることを説明。短期的にはIACとIAPを同じ傘下に置き、長期的には新しい一つの組織としてゆくアイデアが示された。
? 資金源の探索努力は依然継続中であることが報告された。
? IAP とのMerger のあるなしにかかわらず、IAP との密接な協力体制の実現には、年二回のIAC執行委員会の内一回をIACとの合同Sessionとすることが重要とされた。
? IAPとIACとの間では、MOU (Memorandum of Understanding between the InterAcademy Panel on International Issues (IAP) and the InterAcademy Council (IAC) )のドラフトが作成され、レビューが依頼された。MOUによって、IAC Studyの成果報告をIAPのプロジェクト(ワークショップ等)として実施する可能性が示されている。MOUは1月30日の共同セッションにてIAP及びIACの両共同議長による署名により承認された。
? IAP-IACの合併に関する予算関連の問題につき、IAC事務局 を設置しているオランダアカデミーからの資金&人的援助についての説明があり、今後IAPとの事務局統合となると、オランダアカデミーからの援助は得られなくなってしまう可能性があることが説明された。
(5) 2009年 IAC理事の選出及び2009年1月からの IAC共同議長の選出についての概要は以下のとおり。
? 現時点では、2009年 IAC理事に関するアカデミーの変更は予定されていない。
? 関連法規(Bylaw)を一部変更して、Co-Chairの再選についてのボトムラインを追加するべきという意見により、翌日の合同セッションにて該当部分改訂後のBylawが承認された。
? 諮問委員会(Advisory committee) のメンバーについて、要件が揃っている人のリストの作成が必要である他、任期の規定も盛り込む必要性が述べられた。Advisory committee設立の目的は様々であり、資金問題に関する諮問委員会等、必要に応じたものになることが簡単に説明された。
(6) 新規IAC/IAMP スタディー(感染症に関するモニタリング強化)の審議等の概要は以下のとおり。
? 本スタディーはIACが当初リードしていたものを、後にIACとIAMPとの協力体制により進めるスタディーとなった。国連機関等へのレポートについてのネットワーク化を通して感染症の管理強化を図ることにより、新たな感染症蔓延の危険性を抑制することを目的とする。質疑応答では、途上国への専門家派遣が今後のスタディーパネルの予定として挙げられた。資金確保が容易ではないという点についての言及もあったが、本スタディーについて理事会の承認が得られ、次のステップに進めることとなった。今後の作業等についての概要は以下のとおり: ① 開発国および途上国からの専門家グループ(6?8名)を結成して、プロジェクトのフレームワークを策定し、主要フォーカスポイントを特定する、② 先のフレームワークに従い、必要分野の専門家からなるプロジェクトパネル(15人)による提言を盛り込んだレポートの準備にかかる、③ IACやIAMPは国際機機関(WHO等)と協力の上、プロジェクトに関する諮問役となる、④ IACからは、本プロジェクトの管理運営に関する専門家を派遣するとともに、諮問に関するサポートを提供予定。
(7) 2007年度財務関連報告書のレビュー及び承認
当日配布された資料に沿って、IAC事務局長John Campbellによる説明があり、同内容が承認された。
[2] IAC-IAP合同セッション(1月30日)
(1) IAC-IAP 協力体制
IAP, IAC の各共同議長及び関係者により、歓迎の挨拶と共に IAC-IAP協力体制構築、その他の議題事項についてのコメントが語られた。概要は以下のとおり:
? 合同セッションは今回初めての試みである。IAPとIAC統合案の目的はIAPのワークショップの推進となる強いファクターの構築及びIACのスタディーレポートの強化促進である(IAP共同議長 Chen Zhu)。
? 国連アナン議長(当時)からの依頼によりIAP科学アドバイサーとして国連に対して科学面からの提言を行うこととなった。後にダボスでの会議にてEducation Forumの強化を図る目的も視野に入れ、IAPの二つ目の組織としてIAC設立を主張したことがIAC発足(2000年5月)の経緯概略である (IAC共同議長Bruce Alberts)。
? 今回、IAC関連の法規等を再度見直し、IAPとIACとの統合を提案することとなった(Brazilian Academy of Sciences 前会長Eduardo Krieger)。
? 昨日までのIAC理事会にて話し合われた理事会関連法規等の変更の件についてIAC理事会メンバー及びIAP執行委員がドラフトMOUの内容を確認し、承認された(B. Alberts)。
? IAP/IACの合併は、本来2008年4月1日までにその詳細を決定してイタリア政府に連絡することになっていた。しかし、イタリア政府からの資金拠出を考慮すると合併はなしという選択肢もあり、IAP/IACとしては慎重に論議したいため、イタリア政府に「熟慮期間」の余地をもらうことが認められた。そのため、プロセスをSlow-downしながらイタリア政府の状況を確認してゆく(H. Alper)。
? IAPについてはイタリア政府とのAgreementの中、IAPがイタリアを離れた際にはイタリア政府からの資金は提供取りやめとなる。また、これまでの資金提供の金額の返還が求められる可能性がある。TWASについても状況は同じである(M. Hassan)。
(2) Transition to Sustainable Energy Systems ? follow-up to IAC report
? IACはエネルギーレポートである「Lighting the Way: Toward a Sustainable Energy Future 」を、公共メディアを介して発表した。G8+5国アカデミーは、国連、ダボスWorld Forum、STS Forum 等の主要Forumを通してその影響を広げることができる。地域ネットワーク を利用して「Lighting the Way: Toward a Sustainable Energy Future 」を促進させる活動についてアイデアの交換を行うことも有用(Lu会長)。
? エネルギーレポートについては、Executive Summary(構想概要)の訳文を各国言語にて作成中(John Campbell)。
? 21世紀に向けてこのエネルギープログラムは重要である。進め方に工夫が必要な部分もある。本レポートの主要点は二酸化炭素吸収に関連する炭素価格(Pricing)である。ユティリティについての規制管理が厳しすぎても再生可能エネルギーの利用が進まなくなる。ビル建造物のようにライフサイクルが長いものには低エネルギー仕様のものを利用する必要がある。運送関連では、ドライバーの行動一つによっても二酸化炭素排出を削減できる。中東や南アメリカのアカデミーと連携してエネルギー問題に取り組むことが必要。(エネルギーレポートに対する)コメントをWebポータルに掲示して情報を配布するのがよいのではないか。各国のメッセージを載せるのは大事なステップである(前英国政府主席科学顧問Sir. David King)。
? エネルギー問題に関して、子供にもその内容を知ってもらうのも大切(IAC共同議長 B.Alberts)。
? 本プログラムについては、2008年には地元アカデミーによるワークショップが行われる。目標は、以下のとおり:
① 持続可能なエネルギー源に関する共通のアジェンダを作成する。
② 将来持続可能なエネルギーを実現させるために、各アカデミーによる対応を促進させる。
2009年には、結果報告提出予定。
(3) Women for Science ? follow-up to IAC report
? Howard Alper及びLu会長により、配布資料に沿った内容が説明された(ワークショップ開催希望アカデミーについての内容を一部含む)。
? 本プロジェクトはIACとしても中心的なものの一つである。
? IAP/IAC共同ワークショップ開催の可否については、IAP のPrograms and Strategic Planning 委員会にゆだねる。
(4) Global water issues? potential new IAC study
? IAPにおける水プロジェクト・リーダーのJose Galizia Tundisi からのプレゼンがあった。
? 主な内容は以下のとおり:
- 物理、化学、生化学、Eco Society、Social Science、Mediciの各分野にまたがるInter-disciplineの形態での研究である。
- 目的は、気候変動、水問題、エネルギー問題、食糧問題、再利用可能なエネルギーについての持続可能性、及びイノベーションプロセスも包含する。
- IPCCの第4次レポートにも関連し、気候変動のインパクト(どの位気温上昇があるのか)の観察が必要。
? その後Q&Aの後、IACの新規プロジェクトについては、Lu共同議長より、「活発な議論が行われ、水問題がIACにおける新規プロジェクトとして引き続き重要ということはメンバーの共通認識と考える」の発言にとどまった。なお、本件については、次回のIAP執行委員会までに素案を示すこととされた。
(5) Strengthening the role of African universities in science, technology, and innovation? proposed new IAC study
? 本件は、イノベーション&開発を目的としている。IAC理事会においては、アフリカの大学等への貢献強化の目的で提言を行ってゆくが、提言策定の目的で、短期アドバイサリープロジェクトを設立することに同意。2008年のゴール達成にはIACによるスタディーパネルを設立し、提言が、国毎に異なる条件や体制に容易に反映されるようになっていることを確認する。
? 報告担当者からは以下の点が主な必要ポイントとして指摘された:
- アフリカの大学強化のための多くの援助・サポート
- 技能開発(Capacity Building)のための教育
- 子供の数に合った教育施設 (アフリカの大学数の増加)
- 支援強化の対象とする大学の選定
- デノミネーション問題への対応 (背景にある貧困への対応)
- アフリカ自身が大学問題の対応を行うという姿勢  
次回のIAC理事会予定: 2009年1月末 (ただしIAPと調整中)


このページのトップへ
日本学術会議 Science Council of Japan

〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34 電話番号 03-3403-3793(代表) © Science Council of Japan