海洋科学の教育と研究のための船舶不足と
水産系大学練習船の活用について
委員会名  海洋科学研究連絡委員会
報告年月日  平成13年5月14日
議決された会議  第961回運営審議会
整理番号 18期−63

作成の背景

  地球環境と食糧の両問題を同時解決する鍵を秘めた海洋への期待が高まり、海洋研究の重要性が改めて強調されている。
 そのため、次世代の海洋科学および海事学分野の専門職育成に、特に力を注ぐ国も出てきた。
 わが国も、海洋科学の研究推進と、実践的かつ総合的な教育強化を通して、21世紀の諸問題に取り組む人材の育成を急がなければならない。

現状及び問題点  

 海洋科学の研究推進と教育の充実を目指して整備拡充された学部や大学院も増えたが、基盤施設としての教育・研究船が不足している。
 一方、国立大学水産学部練習船の一部は、漁業船舶従事者の需要減を理由に、減船または小型化されようとしている。 

改善策・提言等

 それらの練習船を「教育・研究船」へと転換し、全国の大学の学部や大学院における海洋科学の実習教育と研究に広く活用することを提言する。

報告書原文  全文PDFファイル(38k)

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1.水産学と食糧問題2.地球温暖化、気候変動、海洋汚染、の海洋生態系への影響評価に関する国際動向
3.海洋研究のための船舶
4.練習船

関連学協会
水産系学協会、環境系学協会


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